歯垢染色液のレビュー。プラークを見える化する


こんにちは。でるたんです。前回は、歯垢染色液の検討と比較についてお伝えしました。

簡単におさらいしますと、

  • 歯周病は、歯周病菌が原因でおこる感染症であり、細菌の塊である歯垢(プラーク)を除去すれば、歯周病を予防できる
  • 歯磨きで、歯に付着するプラークを取り除くことが可能だが、プラークは、白色または黄白色をしているため、歯と見分けが付きにくい。
  • 歯垢染色液は、プラークに色をつけることができるため、歯のどこにプラークが付着しているか把握することができる

というお話でした。
注文していた歯垢染色液が到着しましたので、今回はこれのレビューを行いたいと思います。

今回使用する歯垢染色液の概要

  • 商品名:Ci ダブルプラークチェッカー(50ml)
  • メーカー:(株)歯愛メディカル
  • 内容量:50ml入り1本
  • 価格:600~800円程度

Ciメディカルの商品です。ダブルタイプで、新しい歯垢は赤紫色、古い歯垢は青紫色に染め分けることができます。ちなみに、ぶどう味です。

歯垢染色液の使い方

用意するもの

  1. 歯垢染色液
  2. 綿棒

*綿棒は、スーパーで売っている一袋100円程度のもので十分です。

綿棒に歯垢染色液を染み込ませる

綿棒を使い、歯に歯垢染色液を塗る


綿棒で歯に塗っていきます。

<注意点>
・染色液が服に着くと、なかなか落ちません。
なので、色の濃い服か、汚れても良いエプロンを身につけることをお勧めします。

・染色液が唇に着くと、口紅をつけたようになってしまいます。
しばらくすれば色は落ちますが、瞬時には落とすことができません。
お出かけする、もしくは人に会ったりする前は染色しないことをお勧めします。

歯垢染色液を塗り終わると↓こんな感じになります。ちょっとギョッとします。

2~3回軽く口をゆすぐ

口をゆすぎます。ほんのり口の中に、ぶどう味が広がります。味は悪くないです。

<注意点>
水を吐き出す際は、周りに飛び散らないようにご注意ください。
壁などに色がついてしまうことがあります。

歯垢染色液の使用結果

今回は、初めて歯垢染色液を使うということで、歯磨き前と後での比較をやってみました。

食事後・歯磨き前(参考)


参考として、食事後&歯磨き前の歯垢染色液を使う前の写真をあげておきます。
この段階では、プラークがどこに付着しているか良く判りません。

歯磨き前の状態で歯垢染色液を使用

上の歯の一部と、下の歯の歯茎近くの部分(矢印で示した場所)に、プラークが存在することがわかります。

歯磨きをした後で歯垢染色液を使用


歯磨きをすると、あらかた色が落ちます。歯磨き後に再度、歯垢染色液を塗って、口をゆすいだ結果がこれです。

こちらも、上の歯の一部と、下の歯の歯茎近くの部分に、プラークが存在することがわかります。

どうも、プラークの付き方は歯磨きの前と後で差がないようです。

また、新しい歯垢は赤紫色、古い歯垢は青紫色に染め分けることができるのですが、今回の結果からは新旧のプラークが検出されているかは良く判りませんでした。見た感じでは赤いので、新しめのものではないかと思います。

何にせよ、でるたんの場合、上の歯の一部と、下の歯の歯茎付近は歯磨きが十分ではなく、プラークが残っていることがわかりました。ここは今後、歯磨きを念入りにやらなくてはなりません

歯磨き前後で歯垢染色液を使った結果の考察

歯磨きの前後で歯垢染色液を使った結果は、ほとんど変わらず同じでありました。

これはどういうことでしょうか?でるたんなりに考えてみました。

プラークは食事後、8時間程度で発生するようです。
写真を撮ったのは、食事後すぐであったため、その食事によるプラークはありません。

(8時間以上前にとった)食事後の歯磨きを行っていれば、
歯磨きがうまくできている部分は、プラークが無い(除去できている)、
しかし、歯磨きが不十分な所は、プラークが有る(取り切れていない)、

ということになります。そして、でるたんは、一応毎日歯磨きをしています。

以上の理由で、歯磨き前後での結果が同じになったのだと思います。

言い換えれば、歯磨きの前と後で染色結果が違う人は、歯磨きをサボっている人ということになります。

まとめ

ともかく、日々の歯磨きでプラークを除去できているのか、不安に思っている方も多いと思います。

そんな時は、この歯垢染色液を使えば、歯磨きがちゃんとできているかチェックできますので、使ってみてはいかがでしょうか。

<今日のポイント>
歯磨きをした後に、歯垢染色液を使いましょう。
どこがプラークの取り残しになっているか、良く分かります。

しかし、、、ここで新たな問題が発生しました。
今更ですが、歯の裏側や奥歯の内側などは、とても見えにくいのです。

そこで次回は、歯の裏側を見る方法について検討したいと思います。

ビバ! ノー歯周病ライフ!!

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