こんにちは。でるたんです。前回は、デンタルフロスの検討と比較についてお伝えしました。
簡単におさらいしますと、
- 普通の歯ブラシだと、歯の側面の「歯と歯が接触している部分」にはうまく届かない。
- デンタルフロスを使うと、歯と歯の間の細い隙間に通して、歯の側面をこすりプラークを除去できる。
というお話でした。
注文していたデンタルフロスが到着しましたので、今回はこれのレビューを行いたいと思います。
目次
今回使用するデンタルフロスの概要
- 商品名:クリニカ アドバンテージスポンジフロス
- メーカー:ライオン(株)
- フロス長さ:40m
- 個数:2個
- ワックス:有り
- 味:ミント
- 価格:500~900円程度
- 備考:青・緑・オレンジ・クリアのうち1色。色はおまかせ
ライオン社の商品です。この商品は、唾液、水分で膨らむスポンジフロスです。使用中に膨らむことで、プラークを効果的に除去します。また、お得な2個セット(色は選べない)となっています。
↓今回はオレンジとクリアの商品が届きました。そのうちのクリアのアップです。この中にデンタルフロスが格納されています。糸をぐるぐるに巻きつけている「糸巻き」がうっすらと見えます。
↓こちらは、フタを開けたところです。フロス(糸)をちょっと出してみました。
↓フロス(糸)の先端部分の拡大です。ナイロン製の細い繊維を、多数束ねて作った歯科用の糸です。
この商品はスポンジフロスであることが特徴です。スポンジフロスは水分で膨らむのですが、乾燥状態と膨らんだ状態をくらべてみました。
↓右側が乾燥状態、そして左側が水分を含み膨らんだ状態です。明確に膨らんでいることがわかります。膨らむことで、より多くのプラークをこすりとることが可能になります。
デンタルフロスの使い方
デンタルフロスを切り取る
フタを開けて、中の糸を約40cm(おおむね指先から肘までの長さ)引き出し、付属のカッターで切り取ります。
デンタルフロスを両手に巻きつける
フロスの両端を、それぞれ両手の中指の第一関節辺りに2~3回巻きつけます。
↓両手の中指をつなぐフロスの長さが、10~15cmくらいになるようにします。
使用一回分のフロスをつまむ
両手の親指と人差し指で、フロスをつまみながら、フロスをピンと張ります。
↓指と指の間が2cmくらいになるようにして、フロスをピンと張ります。
デンタルフロスを歯と歯の間に入れる
↓歯と歯の間の隙間の入口に当てて、前後にスライドしながら、ゆっくりとフロスを入れていきます。
フロスをピンと張っていなかったり、一気にフロスを入れたりすると歯ぐきを痛めてしまう恐れがあります。
必ず、ピンと張った上で、ゆっくりと入れましょう。
歯の側面の汚れを取る
↓フロスを歯に巻きつけるようにひっかけて、前後に動かし、歯の側面の汚れを取ります。歯間の両側をかわるがわる掃除してください。
デンタルフロスを歯と歯の間から抜き取る
入れる時と逆の順番で、ゆっくりと抜き取ってください。
デンタルフロスの使用位置をずらす
今使用したフロス(汚れがついている部分)をずらし、未使用部分のフロスをつまみます。指と指の間が2cmくらいになるようにして、フロスをピンと張ります。
以下、同様に繰り返します。
デンタルフロスの使用結果
デンタルフロスを使うことで、歯ブラシでは取りにくい歯と歯の間の汚れを取ることができました。
フロスは「糸」なので、持ち方にしろ、歯の掃除にしろ、ある程度の慣れが必要です。
しかし、少し慣れてしまえば、歯の側面をキコキコと掃除するのが気持ちよくなってきます。
特に今回は、スポンジフロスであり、使用中に膨らむので食べかすやプラークがより多く取れていると思います。
まとめ
今回、デンタルフロスを使ってみて、狭い歯と歯の間の汚れを取れることに感動しました。
歯ブラシだけだとプラークの除去率は6割程度、デンタルフロスを併用すると8割程度にまで除去率が上昇すると言われています。そうすれば、歯周病になりにくくなり、大事な歯を守ることにつながります。
歯ブラシだけの歯磨きに満足できていない方は、デンタルフロスを使ってみるのはいかがでしょうか。
- デンタルフロスを使うと、歯ブラシが届かない歯間の隙間に通し、歯の側面をこすりプラークを除去できる。
- 歯ぐきを痛めてしまう恐れがあるので、必ず「フロスをピンと張り」、「ゆっくり」フロスを歯と歯の間に入れる。
- フロスは糸の位置(場所)をずらしながら使う(一回掃除に使って汚れた部分は使わず、常に未使用部分を繰り出して使う)
次回は、ホルダータイプのデンタルフロスの購入検討をしてみたいと思います。
ビバ! ノー歯周病ライフ!!